米国
ナースプラクティショナー視察

大学教育プログラムと僻地医療・NPの裁量権 
 

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日本では、CNS(Certified Nurse Specialist)教育は20年近い歴史を持つが、 NP(Nurse Practitioner) 教育 制度が発足したのは2015年です。それ故、日本の看護職は米国発祥の NP の役割、意義を十分に理解す る環境ではなく、また NP 教育に必要な情報が不足しています。 その一方で、日本では高齢化社会の進展に加え、今後は通院によるがん療養者の増加、在宅での看取り の増加が予想され、それに向けて医療システムが在宅を基盤とする方向で再編される見込みです。これに 伴い、日本においても在宅療養者向けの NP の必要性が高まる可能性があると考えられます。 また、医療過疎に陥った僻地社会では看護職の自律した裁量が必要な場面が生じることを想定しておく 必要があり、日本社会の医師、患者、家族の信頼を得つつ、看護職が自信を持って活動できるよう、今回 の視察を通して、その示唆を得たいと思います。